歌声の処方箋

ボイストレーナー 草間勇貴のボイトレに関するブログ

【高音が出ない原因】お腹が硬くなってしまっている

こんにちは!

高音が出ない原因には人それぞれ原因があるわけですが、今回はお腹についてお話していきます。


ぼくは、うたをやっていない方に、自分が歌手であることを話した時や、自分の歌を聴いていただいたときに

「歌うのって体力いるでしょ?腹筋使いますもんねえ!」

といわれます。

でも、実はそんなことはありません。

僕は歌う時に腹筋を使って歌うようには意識していませんし、他の歌手たちも実は腹筋はあまり使ってはいません。

ここでいう腹筋とは、腹直筋のことで、いわゆるシックスパックのようなお腹が割れる筋肉のことを指しています。

声を司る喉は、いくつもの筋肉におおわれていて、そのための筋肉群は後ろ側に伸びて背筋を通り、臀筋(おしり)のあたりまで関連しているといわれています。

そのため、歌う時に使うのは腹筋ではなく実はむしろ、背筋の方なのです。


腹直筋を使うような歌い方をしてしまうと、腹筋が硬直することにより内臓を固定してしまうため、横隔膜の柔軟性を妨げてしまい(=腹式呼吸を妨げてしまいます)、呼吸がやわらかではなくなってしまいます。

胸郭も開きにくくなるため、声の音色が硬くなっていき、伸びのない、不自由な声になってしまいます。

 

逆に、「腹筋を使うぞ!」と思っていなくても、声を出す時に無意識にというか、自動的に固まってしまう人が初心者にはかなり多く見られます。

これらも同様に伸びのない声になっていってしまいます。

 

当然、横隔膜や胸郭を妨げることによりブレスは短くなりますし、高音もだしにくくなってしまいます。それでは、やはりいい歌は歌えませんよね。


学校の合唱部などで知識のない指導者たちが、「腹筋を使って歌うんだ!今日も腹筋30回!」なんて指導をしているのは恐ろしいことですし、「腹筋をする体制で歌いなさい!」なんて言語道断で、それは歌のための練習としてはなんの効果もないどころか、声そのものを悪くしてしまう可能性が高いです。ただただ生徒たちの腹筋が割れていくだけです。


お腹は常に力まないような状態をキープしていなくてはなりませんし、いい歌い手のみなさんはそのための練習を行なっています。

 

改善するためには、身体の筋肉の使い方の意識もあるでしょうし、発声の仕方そのものを改善することによっても、変わることがあります。

その点についてはまた、他の記事で紹介していきます。

 

ボイトレを始めたくらいの段階や中級者くらいの段階ではやはり歌っている時に「今お腹は硬くなってないかな!?」と気をつけながら、どんな練習も臨んでいってほしいと思います。


いかがでしたか?

参考になれば嬉しいです!

 

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ボイストレーニングってどんなことをするの?

そんな疑問もあるかと思います。


トレーナーにより指導方法は異なりますが、私のレッスンの形は、医療クリニックと似ており、

声を聴かせていただき、状態やクセ、直すべきところを診断し、

受講生のみなさまそれぞれに合ったメソッドやノウハウを具体的にお伝え(処方)するような流れです。


受講いただいた方からは、ご好評をいただいており、

 

・いろいろな方のボイトレを受けてきましたが、初めて着実に成長している実感があり、感謝しています!

これからもよろしくお願いします😊


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